ここまでの流れで概ねFXの仕組みと儲け方については何となく掴めてきている事かと思います。そしてこのFXにおいて如何に「為替」が重要かもわかってきた事でしょう。要するに買いにしても売りにしても、その通貨がこの先値上がりするのか値下がりするのかがある程度察知出来ない事にはFXは稼ぎようがありません。また完璧に相場を予想する事が出来る人など初心者はもとより上級者でもいないと言っていいでしょう。(→FX初心者向上委員会)ただそれでも全くの無策で挑むのとある程度傾向と対策を練って挑むのでは全く的中率に差が出ます。例えば「チャート分析」は通貨の動向を知る上で重要な手がかりになります。
初心者でもわかるFXチャート
まずチャートとはそもそも特定の通貨ペアが現在の相場に至るまでに辿ってきた価格の推移を示したグラフの事になります。
一般的には白の「陽線」と黒の「陰線」によって構成されており、何月何日何時の時点で相場がどのくらい動いたかを表しています。
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100.10 | | | | | | | | | ||||||||||||||||||||||
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100.00 | | | | | | | |||||||||||||||||||||||
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99.90 | ||||||||||||||||||||||||||
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過去 | 現在 |
このようなチャートを見た事があるでしょうか。
チャート上の陽線と陰線は白や黒で構成されている「実線」と│の部分の「ヒゲ線」、二種類の線で構成されています。
またこれらのヒゲ線が実線から飛び出している様子をローソクに見立てて、「ローソク足」等と呼ばれる事もあります。
まずローソク足には時間の単位がありこれはチャートによって異なります。例えば1分につき1本のローソク足とする場合もあれば1時間で1本のローソク足とする表などもあります。
これはわかりやすいようにローソク足(1本/1分)を更に細かく分解した図です。
1分単位のローソク足では開始(0秒)の時点が「始値」であり終了(60秒)の時点が「終値」となります。
この場合始値より終値のほうが相場は上がっている為白の陽線になっていますが、これが逆に始値より終値のほうが低くなっている場合は黒の陰線になります。
また上記の実線とは異なり1分の間で記録した最も安い値が「安値」、逆に1分間の間に最も高い値が「高値」になります。
前述のように始値から終寝までの太い線を実線と呼ぶのに対し、この安値から高値までの細い線はヒゲ線等と呼ばれています。
あくまで一つの目安ではありますが例えば実線が長くヒゲ線が短い場合は相場に勢いがあり、その方向に勢いよく伸びていく事が予想されます。逆に実線が短くヒゲ線が長い場合は相場の指針が不安定で動向が読みにくい事を表しています。またヒゲ線に関してはどちらか一方に長く伸びている場合、その後逆方向に対して価格を押し戻す力が働きやすい傾向にあると言います。実線ヒゲ線共に短い場合は相場に動きがなく安定している様子を、実線ヒゲ線共に長い場合は相場が激しく変動している様子を表しています。 | ![]() |
このチャート表が読めるからといって初心者の方でも相場が完全に読めるようになるかというとそうではありません。しかしまずこのチャートが読めない事にはFXの相場予想ははじまらないといっても過言ではないでしょう。
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