スプレッドとは初心者の方に分かりやすいよう簡単に言ってしまえば通貨を売り買いする際にFX会社に支払う手数料の事です。（→FX初心者向上委員会）一般的にスプレッドが広いといえば手数料が高い事になりますし、またスプレッドが狭いといえば手数料が低い事になります。スプレッドの多くは基本的にその時の通貨価値や為替によって変動しますが、中にはスプレッドを原則固定とするFX会社も存在します。例えば米ドル/円のスプレッドが1銭（1ドル=100円）だと仮定した場合、10,000ドル購入するのに等価である100万円＋スプレッド分の1000円、合計100万1000円がかかる事になります。しかしもしスプレッドが0.3銭の会社を利用すれば合計100万300円で購入可能な為700円安く済む事になります。通貨ペアによってスプレッドは異なってくる他、同じ通貨ペアでもFX会社によってスプレッドは違ってきます。もし自分が得意とする通貨ペアがはっきりしているのなら、その通貨ペアに発生するスプレッドが一番狭い会社を選ぶのも一つの手です。
スプレッドでFX会社を比較
| 会社名 | 米ドル | ユーロ | ポンド | 豪ドル | NZドル | カナダ | スイス | 南アランド | ユーロ |
| /円 | /円 | /円 | /円 | /円 | /円 | /円 | /円 | /米ドル | |
外為オンライン |
1.0銭 | 2.0銭 | 3.0銭 | 3.0銭 | 6.0銭 | 5.0銭 | 5.0銭 | 15.0銭 | 1.0pips |
GMOクリック証券 |
0.3銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 0.8銭 | 1.8銭 | 1.8銭 | 2.4銭 | 1.9銭 | 0.6pips |
DMM FX |
0.3銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 0.8銭 | 1.8銭 | 1.8銭 | 2.4銭 | 1.9銭 | 0.6pips |
FXトレーディングシステム |
0.3銭 | 0.8～ 1.2銭 |
4.7～ 4.9銭 |
3.6銭 | 4.8銭 | 4.8銭 | 3.8～ 6.0銭 |
16.4銭 | 0.5～ 0.9pips |
ヒロセ通商 |
0.4銭 | 0.9銭 | 1.4銭 | 1.2銭 | 1.7銭 | 1.7銭 | 1.8銭 | 1.7銭 | 0.7pips |
初心者の為のスプレッド攻略
このスプレッドは全ての取引方法や注文機能に影響してくる為、何をするにしてもそれなりに影響力があり尚且つ重要な項目となっています。ただこのスプレッドは基本的に取引の度に発生する手数料ですから、当然ポジショントレードやスイングトレードといった長期取引より主にスキャルピングやデイトレードといった短期取引を主な取引手段とする方にとって重要な項目となります。特にスキャルピングは一日の間に何度もポジションの所得と決済を繰り返す方法である為、スプレッドの差が例え0.1銭だったとしても最終的な利益に大きな差が生じます。もしA社とB社の間に100円のスプレッド差があるのであれば1日10回取引を行ったとして1000円/日、30,000円/月の差額になるので初心者の方は特に馬鹿にする事はできませんよ。因みにスプレッドが変動するタイプの会社はこの中だとFXトレーディングシステムのみで、外為オンラインやGMOクリック証券、ヒロセ通商やDMMFXといった他の会社は全て原則固定となっています。原則固定のスプレッドに関しては滅多な事が無い限り変動する事はありませんが、変動型のスプレッドに関してはあくまで目安になるのでご了承ください。