スイングトレード

スキャルピングやデイトレードのように長くても1日以内で完結する短期取引に対し、スイングトレードは中期取引的な立ち位置にいます。(→FX初心者向上委員会)ポジションの取得から決済までの一例の流れ、つまり一回の取引にかける時間は凡そ数日から数週間であり、短期取引よりもっと大きな相場の流れを見て売買を行う事になります。


FX初心者とスイングトレード

デイトレードとは異なりスイングトレードでは相場を確認出来ない時間や就寝中の時間も含め数日にわたり長時間ポジションを確保する事になります。その為目を離している時のリスクを考えるとレバレッジは高くても5倍にしておくのが定石となります。特に初心者の方は5倍と言わず最初は3倍程度に留めておくのが無難です。取引回数がスキャルピングやデイトレードに比べてさらに少なくなるので利ざやは更に大きくなり、目安として100pipsから1000pipsを狙う形になるでしょう。

また相場の大きな波を見てポジションを確保しその波が終わるまでスイングトレードでは基本的にポジションのキープをし続ける為、スワップポイントがマイナスの通貨ペアだと少しずつ損をしていくことになりあまり好ましくありません。逆にスワップポイントがプラスの通貨ペアなら純粋な相場変動による利益とは別にスワップポイントによる収入も見込めるようになります。ただスイングトレードのメインはあくまでスワップポイントではなく相場変動による収入の為、スワップポイントがいくら高くてもマイナーで相場の動きが読めない通貨ペアや急な価格変動が起きる通貨ペアは適していません。特に初心者の方は馴れるまである程度動きが研究されておりトレンドが安定しやすいメジャーな通貨ペアを狙っていくと良いでしょう。 hoge

具体的にはチャートなどを見た際に長い間隔で同じ動きを繰り返している「周期のある」通貨ペアを探すと良いでしょう。例えば月頭から相場が上がりはじめ月の中旬から今度は下がりだし月末には月頭と同じくらいの相場まで戻ってきている、といった動きを繰り返している通貨ペアがあったとしてそういった波に対してポジションを仕掛けていくのが基本になります。


スイングトレード攻略

スイングトレードで大事な事と言えば何といっても自分の見立てを過信しない事にあります。スイングトレードという取引方法自体は基本的に数日から数週間かけて行う取引の事ではありますが相場のチェックはなるべく毎日かかす事なく行いましょう。勿論こまめな取引をしなくて良いというのはスイングトレードの長所でもありますが、だからと言って相場の動きはどんなプロでも完全に読めるものではありません。いくらトレンドが安定した通貨ペアであれ定期的に確認してリスクを回避するのは重要な事です。

またスイングトレードはその日のトレンドが物を言う短期売買に比べて、今までどういった動き方を相場がしてきたかといった分析が物を言う分野でもあります。今上がっているから売る、今下がっているから買うといったその場の勢いや直感はスイングトレードにおいてあまり有効ではありません。テクニカル分析等を活かして相場の指針は勿論ポジション所得のタイミングまできちんと論理的に計画しましょう。 分析

チャートを分析する事で相場の動きを予見する事は大事ですが毎回同じ動きをするとは限らないのがFX、大なり小なり場の空気を読み経験で動向を察知する事も必要になってきます。抽象的な話ではあるのですが、どれだけ波が大きく長期間に跨ぐ物でもそれは日々の小さな波の折り合わさって出来た物です。その小さな波の微妙な変化からこれから大きな波がどちらに向かって流れ込むかを察知できればこれほど頼もしいものはありません。初心者の方が最初からテクニカル分析以上の精度で波の変化を読み取るのはなかなか難しい事ですがいずれは身につけたい感覚ではあります。

ポジショントレード