FXは「損小利大」の考え方が最も大事である

FXは投資初心者でも簡単に勝つこと出来る投資だとよく言われています。しかし実際はどうでしょうか?ブログなどを見ると「取引に参加してすぐに10万円も損した」、「FXを始めてから一年もたつのに未だ利益を上げることが出来ていない」。このような書き込みをよく見ます。これらを見るとFXは決して簡単に勝つことが出来る投資という事は出来ないかもしれません。確かにFXは株時期投資と比較すると、注文方法やレバレッジなど取引に参加しやすい土壌は整っています。しかしそれと利益を上げやすいかどうかはまた別の話です。
FXに一番大事な事は損小利大の考え方に基づいて取引することです。この考え方を全く無視したトレーダーは利益を上げることは出来ません。むしろどんどん損失を重ねていき、数か月後にはもう姿を消すことになります。


FXはテクニカル分析を捨てる事が大事

FXはファンダメンタル分析とテクニカル分析の二つを用いて、為替相場を予測することが一般的です。ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方とも投資家にとっては大事だと言われています。その中でも時にテクニカル分析は初心者でも勝つためには欠かすことが出来ないと言われるほど、FXでは重要視されているのです。
しかしこのテクニカル分析が原因で負けている投資家がたくさんいるという事実もあります。平均測、ピボット、移動平均線、ストキャスティクスなどを参考にして取引している人はとても多いでしょう。しかしこれらのテクニカル分析を使っても勝てない事はよくあります。テクニカル分析を重要視するあまり、自分は結局何を参考にして取引すればいいのか分からないという状態に陥ってしまいます。テクニカル分析を捨てた取引が求められる時が必ず来るのです。


損小利大に基づいて取引することが大事

FXで何よりも大事な事は損小利大に基づいて取引することです。どの注文方法を使うか、レバレッジはどのくらいかけるのか、テクニカル分析やファンダメンタル分析なども確かに大事ではあります。しかしそれらは全て損小利大の考え方のもと決定されてこそ大きな効果があるのです。
例えば70万円の損切りをしたトレードをしたとします。実は70万円まで損切りをしなかった時点でこの投資過は失敗したと言えます。70万円もの損失が出る前に、ストップを入れるタイミングはたくさんあったはずです。「ここまで伸びているかもっと大きな利益を狙おう」。このような考えだといずれ為替相場が大きく下がり大きな損失を出してしまうという最悪な結果を向かえてしまいます。このような悲惨な結果を生み出さないように、この取引したらどのくらい利益を得ることが出来るかを一番に考えるのでは無く、この取引したらどのくらい損失を抑える事が出来るのか。このように考えなくてはいけません。
損小利大の考え方は何もFXだけに限ったことではありません。株式投資でも不動産投資をする時もとても大事な考え方になります。
FXは大きな利益を出す投資よりもどうやったら損失を抑えることが出来るのかを考えることがとても大事です。これからFXを始める初心者投資家はぜひこの考え方を忘れないでください。